非哲学科の人間が哲学の諸分野の概観をつかむために最初に手に取ると良いであろう本を紹介する*1.このブログ記事を書いている人間は非哲学科であるが,哲学科の人間にも目を通してもらい,悪書が紛れ込んでいないことなどは確認してもらっている. 基本的に自分が手に取った事のない本を薦めるのは主義に反するのだが,同種のまとめがあまりなさそうなので...| Sokratesさんの備忘録ないし雑記帳
むしゃくしゃしたので,数学での「公理(Axiom)」について語ろうと思う.雑多な文章の寄せ集めで,特にオチがあるわけではないので,そういうのが苦手な人は回れ右して帰ると良い. 「公理」の2つの用法 「公理」に正しさ? 公理と対象の存在 どのような命題を「公理」とするか 総括 参考文献 関連記事| Sokratesさんの備忘録ないし雑記帳
スピノザ『エチカ』を読んだ。『エチカ』を読み終わったあとに、参考書として上野修『スピノザの世界』もあわせて読んだ。 www.iwanami.co.jp bookclub.kodansha.co.jp 表現は確かに異質なものではあったが、その中身は不思議とすんなり入ってきた。 そのタイトルの通り、『エチカ』は倫理についての哲学であり、「善く生きるとはどのような生き方か?」という問いに答えた...| 余白
トマス・ホッブズ『リヴァイアサン』は一般に自然法や国家論について述べられた本だと認知されているが、その実、かなり射程の広い本だ。その理由は、彼もまたデカルトと同様に合理主義哲学者であり、国家とは何かということを考えるための出発点は人間の本性(と聖書)にしか根拠を置かなかったからだ。ゆえにこの本の第一部は『人間について』である。 い...| 余白
約束は、言葉を交わすことによって、それまでに存在していなかったひとつの命題を生み出す 論理的な思考(推論)とは、2つの命題から三段論法を導き、三段論法を重ねて結論を導くことである 命題は2つの名称を並べて作られる 約束は、それまでは無関係だった2つの名称から新しい命題を生み出す、あるいは確率的な推測にすぎず蓋然性が低かった命題を真である...| 余白
対話のテーブル 対話というおこないの定義を『対話をデザインする』(細川英雄)から引用する。 「常に他者としての相手を想定した」発話 「話題に関する他者の存在の有無」 「一つの話題をめぐって異なる立場の他者に納得してもらうために語る行為」 対話をデザインする ──伝わるとはどういうことか (ちくま新書)作者:細川英雄筑摩書房Amazon 発言者と他者との...| 余白
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「このフレームワークでは○○ができない」、そういった評価は(ソフトウェアの)フレームワークという概念一般に対する「過大な」評価である。 フレームワークが使用されるとき、その使用者に何事かを禁じうるということは、そのフレームワークによってのみ何事かが可能になるのと同じ程度に、おおよそありえない。なぜならば、あるソフトウェアが何を実行...| 余白
この記事は Mathematical Logic Advent Calendar 2023 - Adventar と Math Advent Calendar 2023 - Adventar の16日目の記事である.より正確にはMathematical Logic Advent Calendar 2023 - Adventarの主催に書くことを強要された記事である. adventar.org ←昨日 Robustly Isomorphic Models | Mathlog →明日 空白 adventar.org ←昨日 エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス・関数 - 電波通信 →…| Sokratesさんの備忘録ないし雑記帳